なかしょの技術日誌

業務では非MS系のものばかりですが、ここではMS系の技術やサービスを中心に書いていきたいと思います。

Visual Studio App Center の MBaaS機能がリタイアとなりました。

起きたらびっくり

本日、朝起きて出社する準備中に以下のツイートを見てびっくりしました。

思わずコメント付きリツイートしてしまいました。

なんでびっくりしたか

Visual Studio App Center のmBaaS機能は、発表とほぼ同時に仕様を調査したり、勉強会で登壇したりしていたので、けっこう期待していました。

App Center Blogの記事はこちら devblogs.microsoft.com

自分が発表した資料はこちら

www.slideshare.net

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なんで期待していたのか

mBaaSがFirebase1強と思われる中で、MSがmBaaSに取り組んでいくと発表してくれたのはとても頼もしかった。対抗するサービスがいくつかないとmBaaS分野の成長が鈍化するかもしれませんし。
AAD経験者にとって、Firebase Authenticationを使用するよりもApp Center Authを使ってAADB2Cでユーザ管理できるのはとても便利だし、AADと連携できるサービスと相性が良いと思った。
また、GDPRだとかCCPAだとかが騒がれている昨今、扱うサービスすべてでアカウントに紐づく情報を削除できる必要があります。AADに対応しているサービスは多く、Azureやそれ以外の色々なサービスを全てAADアカウントと紐づけていたら、個人情報を削除する際もユーザの情報が追跡できると考えています。
もちろんApp Center Authがなくても実現できますが、SDKがあることで敷居が低くなることは確かです。
特にWindows Mobileの開発を停止したMicrosoftにとって、AndroidiOSのモバイル開発者がAzureを選ぶ理由として敷居を低くするのは重要だと思っていました。
また、App Centerはデスクトップアプリにも対応しており、mBaaSに留まらないBaaSとして成長を見せてくれるものだと思っていました。

反省点

リタイア宣言のブログで書かれていますが、App Centerチームはユーザのフィードバックから学習し、今回の結論を出した、とのこと。
私はApp CenterのmBaaSについて勉強会で登壇等はしていたけどApp Centerチームへのフィードバックはおこなっていなかった。やはり自分が続けて欲しいサービスはしっかりフィードバックもおこない開発継続となるようにしていかないとと改めて思いました。