App Center Pushの廃止に伴い、Notification Hubs SDKがリニューアル
以前のBlogで以下の内容を書きました。
このmBaaS機能のリタイアによって、App Centerの初期のころからあるPush機能も廃止となりました。
そして、5月15日に以下の発表がありました。
廃止されたPush機能を使っている開発者がAzure Notification Hubsへ移行しやすいように、App Center Pushでのフィードバックを踏まえた新しいAzure Notification Hubs SDKが発表されました。
Azure Notification Hubs SDK の主な機能
以前のSDKを知らないのでMSの記事にあるものをそのまま紹介します。
デバイス登録
アプリ開発でDeviceTokenを保存する方法って面倒ですよね。SDK側でPushの有効/無効を見て、Notification Hubsへデバイスを自動登録してくれるようです。
タグによる通知のターゲット設定
App Center Pushではオーディエンスという機能を使用して、どういう属性のユーザにPush通知するかを決定していました。
Notification Hubsではタグを使用して同様の機能を実現できます。また、タグ式を使用することで複数のタグを組み合わせた複雑な条件でリアルタイムのターゲティングが可能となるようです。
インストール情報のタグ
カスタムタグをデバイスのインストールに追加することで、アプリ/OSのバージョン、言語、国、デバイスモデルなどによって定義したユーザへ通知できます。
ユーザのタグ
App Center AuthでカスタムのユーザIDをデバイスに紐づけることができました。
新しいSDKを使用することで、カスタムのUserIDプロパティタグを設定できます。
例えばAzure Active Directory B2Cから受け取ったアカウントIDを紐づけるなんてことができると思います。
アラート/サイレント通知
SDKを使用してリスナーを設定するとサイレント通知を受け取ったときやアラートをユーザがクリックしたときに通知を受け取れるようになります。
オンライン/オフライン同期
バックグラウンドで同期を管理する機能が、デバイスがオフラインの時に全てインストール情報の変更が追跡されて、ネットワークが再接続されると、それらがサービスに同期されることを保証するそうです。
オフライン時に変更した設定により、無効となったタグの通知は来ないってことかな?
プッシュの有効化/無効化
SDKの機能を使用してアプリケーション側からPushを有効、または、無効にできます。 ここでいう無効というのはプッシュトークンがリフレッシュされないことであり、元のトークンの有効期限が切れるまではプッシュが受信されます。
App Center Pushからのマイグレーション
以下のサイトで説明しています。
なんかサンプルアプリを試してみたいなぁ...